SAR(スペシャルアートレア)とは、ポケモンカードゲーム「ソード&シールド」シリーズから登場したレアリティの一つです。 コレクターにとって「一番の当たり」「目標」とされることが多く、非常に人気が高いカードです。主な特徴は以下の通りです。
1. 芸術的なイラスト
フルイラスト
カード全体にイラストが描かれています。
世界観
単にポケモンがポーズをとっているだけでなく、「ポケモンの日常」「トレーナーとの絆」「ストーリー性」を感じさせる風景画のようなイラストが特徴です。
加工
表面に彫り(レリーフ)加工やキラキラした特殊なホログラム加工が施されており、実物は非常に豪華です。
2. 封入率(当たる確率)
非常に低い
通常、1BOX(30パック入り)を3~5個のうち1枚入っているかどうかという確率です。
さらに、SARカードは何種類もあるため、狙った特定のSARを自引きするのは非常に困難です。
3. AR(アートレア)との違い
AR
カードのイラストの囲み枠がシルバーを基調としたレインボー柄になっています。イラストは豪華ですが、表面の「彫り加工」はありません。
SAR
ポケモンex(進化後や伝説のポケモン)や、サポート(トレーナー)カードが中心。ARよりも豪華な加工が施され、価値も格段に高くなります。
| 名前 | 登場年 | 入手方法(当時) | 特徴・見分け方 | イラストレーター | 希少度・価値 |
|---|---|---|---|---|---|
| リザード AR | 2023年 | 強化拡張パック 「ポケモンカード151」 |
「進化ライン3枚セット」の中の1枚 | くどうみき |
【低】 入手容易・数千円〜数百円台のリーズナブルな価格帯 |
| リザードンV | 2022年 | ハイクラスパック 「VSTARユニバース」 |
寝そべって休むリザードンという珍しい構図 | 加藤オズワルド |
【低】 入手容易・数千円〜数百円台のリーズナブルな価格帯 |
| リザードンVSTAR | 2022年 | ハイクラスパック 「VSTARユニバース」 |
同パック封入のミュウツーVSTAR(SAR:221/172)と対になっている | 押山清高 |
【高】 入手困難・4万円〜8万円台の高額トップレア |
| リザードンex (201/165 SV2a) |
2023年 | 強化拡張パック 「ポケモンカード151」 |
「進化ライン3枚セット」エンディングをかざる1枚 | くどうみき |
【高】 入手困難・販売目安価格約5.0000~60,000円の高額トップレア |
| リザードンex (134/108 SV3) |
2023年 | 拡張パック「黒炎の支配者」 | ポケモン史上初の「悪タイプリザードン」 | 江川あきら |
【中】 入手には約50,000万円の予算が必要だが流通数は比較的余裕あり |
| リザードンex (349/190 SV4a) |
2023年 | ハイクラスパック 「シャイニートレジャーex」 |
「リザードンex(134/108 SV3)」の色違い仕様のデザイン | 江川あきら |
【高】 入手困難・4万円〜8万円台の高額トップレア |
| メガリザードンX ex | 2025年 | 拡張パック 「インフェルノX」 |
対戦カードとコレクションアイテムの要素を兼ね備える | だんちゃお(danciao) |
【高】 入手困難・4万円〜8万円台の高額トップレア |
| リザードンEX 276/XY-P |
2016年 | 書籍『ポケモンカードゲーム アートコレクション』の同梱特典 | 初代御三家のライバル対決を描いたフルアート | ありがひとし |
【激レア】 入手極めて困難数十万〜数百万円の超高額 |
※相場は状態や市場動向により大きく変動します。
同パックに封入された他カードとのセットによるストーリー性
このカードは、単体のアートとして素晴らしいだけでなく、進化ライン3枚で「1つのストーリー」になっているという非常に特殊でエモーショナルな仕掛けが施されています。
カードを見る際のポイント
イラストレーターのくどうみき氏による統一感のある美しいタッチで描かれており、コレクターの間ではこの3枚をバインダーやスクリューダウン(アクリルケース)に並べて飾る「セットコレクション」が非常に人気を集めています。
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他カードとのセットによるストーリ性
単体のアートとして素晴らしいだけでなく、進化ライン3枚で「1つのストーリー(繋がり絵)」になっている -
ヒトカゲ AR(168/165)
深い谷底から、はるか上空を見上げる姿 -
リザード AR(169/165)
谷底から険しい岩山を力強くよじ登っていく、進化の過程を描いた姿 -
リザードンex SAR(201/165)
岩山を越え、ついに大空へと飛び立った姿
💡 相場豆知識
「進化ライン3枚セット」でさらにプレミア化
このカードの相場を語る上で欠かせないのが、進化前の「ヒトカゲ AR(168/165)」、進化後の「リザードンex SAR(201/165)」と合わせた3枚セットでの取引需要の高さです。
特に、PSA10の鑑定品かつ鑑定証明番号が連番(続き番号)になっている3枚セットはコレクターから非常に人気が高く、直近のオークション取引ではセットで115,000円という高額で落札された記録があります。(2026年2月時点)
AR(アートレア)はカード表面全体にホロ(キラキラ)加工が施されていますが、SARのような深いテクスチャ加工(レリーフ)がないため、他のカードや硬いものと少し擦れただけで表面に細い線状の「スレ傷(ヘアライン)」が付きやすいです。
入手後は、むき出しのまま放置せず、すぐに「インナースリーブ(ぴったりサイズ)」に入れ、その上から硬質のローダーやスクリューダウンで保護することが長期間価値を保つポイントです。
カードを見る際のポイント
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珍しい構図
「大自然の中で丸くなって休むリザードン」という非常に珍しい構図 -
普段の激しい姿とのギャップ
「力強さ・カッコよさ」を前面に出したこれまでのリザードンに対し無防備に休む絵画のような温かいタッチ - 一枚の風景画としての芸術性の高さ
💡 相場豆知識
ポケモンカード史上類を見ないほどの超大量生産・再販が行われたパックであるため、販売相場でも数千円台という、非常にリーズナブルな価格帯で入手可能です。
逆に「超大量生産」の「初期傷」が非常に多く「傷一つない、芸術品として完璧な状態の1枚」はコレクターの間でプレミアム価格に跳ね上がる傾向があります。
ハイクラスパック『VSTARユニバース』のSARカードはホログラムの上に真っ直ぐな線が入ってしまう「初期の印刷線」が非常に多く発生したパックです。「線なし」の個体は通常よりも高く評価されています。
背景の森や地面はかなり暗い色調で塗られているため、ほんのわずかな銀色のホロ抜けであっても異常に目立ってしまいます。
鱗の質感、足元の草、倒木の木目など、非常に細かく複雑な描き込みがされているイラストです。そのため、レリーフ加工が少しでもズレていると、絵全体がブレて見えてしまいます。
購入の際は上記の注意点を参考に、カードの状態を丁寧に確認することをお勧めします。
カードを見る際のポイント
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他カードと対になったイラスト
同バックに収録されている「ミュウツーVSTAR(SAR:221/172)」と対になった仕掛け
💡 相場豆知識
コレクション市場においては、このカード単体ではなく、SARの希少性が高い、「ミュウツーVSTAR(SAR)」と2枚セットで見開きにして飾りたい」という需要が圧倒的です。そのため根強い人気があり価格も安定して推移しています。
カードを見る際のポイント
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進化の軌跡を追うストーリー性
同パックに収録されている「ヒトカゲ(AR:168/165)」「リザード(AR:169/165)からの最終進化形 -
往年のファンからの熱い人気
『ポケモンカード151』は「初代のポケモンのみ」を収録、その初代の顔とも言えるリザードンのSARであること
💡 相場豆知識
対戦よりもコレクション要素に特化したこちらの『151版』のリザードンexは相場の面で言えば、圧倒的に高額です。
未鑑定・美品の販売相場は約45,000円〜57,000円前後、買取価格でも30,000円を超える超高額カードとして君臨しています。
(※相場は時期により変動します)
他カードと繋がるためストーリー性の仕掛けが、ファンから人気の高い1枚です。
収録された強化拡張パック「ポケモンカード 151」自体の人気も高く、封入率の低いレアリティである"SAR"であることから相場が高騰しています。
進化の過程が表現された「ヒトカゲ(AR:168/165)」「リザード(AR:169/165)」と3枚セットでのコレクションをお勧めします。
カードを見る際のポイント
このカードの最大の特徴はリザードンの「悪テラスタル」の姿です。頭上に悪タイプを象徴する巨大な宝石の冠(テラスタルジュエル)を戴き、まるで空間やクリスタルを粉砕しながらこちらへ向かってくるような、非常に立体的で躍動感あふれる構図となっています。
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ポケモン史上初の悪タイプリザードン
新要素である「テラスタル」の力を設定に落とし込んだ、ポケモンカード史上初の悪タイプリザードン -
色違いリザードンの存在
数ヶ月後に発売されたハイクラスパック『シャイニートレジャーEX』で「色違いのリザードンEX SAR(349/190)」が登場
💡 相場豆知識
一般的に高額なSARカードは対戦ではあまり使われず、イラストに対するコレクター需要が多いのですが、このカードは対戦環境においても強力であるため「バインダーに綺麗に飾りたい純粋なコレクター」と、「自分の最強デッキを最高レアリティのSARで光らせたいガチプレイヤー」の二重の需要が集中しており、発売から時間が経過しても極めて高い価値と流動性を維持し続けています。
コレクターの需要だけでなく、プレイヤーからの「デッキに入れたい(光らせたい)」という実戦需要が極めて高いため、ポケモンカードゲームの大会結果や、新パックで相性の良いカードが出るたびに相場が大きく変動するという特徴を持っています。
そのため、「今は買い時か?」「大会で優勝して急に高騰していないか?」など、対戦環境(メタゲーム)のトレンドも少しだけ意識して購入時期を見極める必要があります。
カードを見る際のポイント
拡張パック「黒炎の支配者」に収録された「リザードンex(悪テラスタル)」の色違い仕様のデザインで描かれた大迫力のカードです。
💡 相場豆知識
対戦環境で活躍するカードであるため、レアリティの高いカードでデッキを構成したいと考えるプレイヤーからの需要や、色違いの特別感などから相場が高騰しています。
しかし同時にレギュレーション落ち(スタン落ち)」による相場下落リスクがあります。
発売初動で約35,000円前後だったこのカードは、その後の大量再販によって一時10,000円台まで大きく暴落し、流通が落ち着いた現在(2025年〜2026年)になって再び30,000円〜40,000円前後に高騰するという非常に激しい価格の乱高下を起こしています。
「今が本当に買い時か?」を見極めるために、株式会社ポケモンからの再販ニュースに常にアンテナを張っておく必要があります。
このカードには数ヶ月前に発売された『黒炎の支配者』版の「通常色(赤いボディ)」のSARが存在します。
コレクターの心理として、黒(色違い)を単体だけでなく「対になる赤(通常色)も横に並べて飾りたい」という欲求に駆られますが、現在、どちらのカードも美品であれば30,000円〜40,000円台の高額で推移しているため2枚セットで揃えるとなると、最終的に約7万円〜8万円近い膨大な予算が必要になります。
カードを見る際のポイント
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レリーフ加工とイラストの組み合わせ
「青い炎」が、SAR特有のレリーフ加工(凹凸)と組み合わさったクールかつ大迫力の表現 -
1枚のイラストの中に進化ラインが集合
歴史とメガシンカの到達点が1枚に詰まったイラストがSNS等で絶賛 -
ガチプレイヤーからの実戦需要
新サポートカード「ひふきやろう」等と組み合わせたデッキが強力なため、プレイヤーの中でも大人気 - 最新のSARの豪華な加工で「メガリザードンX」のカードを再びファイリングできる
💡 相場豆知識
このカードは2026年に入ってから急速に盛り返し、再び7万円台後半まで「見事なV字回復」を果たしています。
同パック等で登場したサポートカード「ひふきやろう」と組み合わせたデッキが、対戦環境で非常に優秀であり、純粋なアートコレクターの需要に加えてガチプレイヤーの実戦需要が重なっていることが、相場の値崩れを防ぐ強固なストッパーとなっています。
同パックにはさらに封入率が低く、現在12万円以上で取引されている幻の最高レアリティ「MUR(116/080)」のメガリザードンX EXが存在します。
同時にこのカードの異常とも言える高額相場は純粋な人気だけでなくプレイヤー需要に大きく支えられています。
今後、新しい拡張パックでより強力なカードが登場したり、大会環境(メタゲーム)が変化してこのデッキが使われなくなると、プレイヤーが一斉にカードを手放し、一時的に相場が下落するリスクがあることを念頭に置く必要があります。
資産価値を気にする場合は、大会での活躍具合もチェックしておくのが無難です。
大人気ポケモンの看板カードであり、数万円単位で取引されるため、残念ながらフリマアプリ等では海外で製造された悪質な「偽物(レプリカ)」が出回るターゲットにされています。ネットで購入する際は、表面の凹凸が光の反射でしっかり確認できる画像を出品者に要求するなどの自衛が必須となります。
ポケモン20周年記念に合わせて公式画集『ポケモンカードゲーム アートコレクション』の同梱特典として配布されました。
初代御三家のライバル対決を描いたフルアート(画面全体に描かれたイラスト)という需要の高さと、再録が絶対にない書籍限定プロモという希少性が合わさり、現在の相場はプロモーションカードの中でもトップクラスに君臨しています。
開封済みの美品であっても買取価格で30万円前後、未開封品やPSA10(最高鑑定)となると70万円〜80万円以上で取引されることも珍しくありません。
まとめ
リザードAR・リザードンSARをコレクションする場合に、注意するポイントは以下の3点です。
- 1. 「セットコレクション」がもたらす付加価値と魅力
- 2. 初期傷の多さと高額ゆえの「偽造リスク・状態管理」の徹底
- 3. 「プレイヤーの実戦需要」がもたらす相場の乱高下リスク
リザードンのコレクションは、複数枚で完成する壮大なアートの美しさを堪能する一方で、高額ゆえの偽造や初期傷に対する厳格な状態管理と、対戦環境の変動による相場リスクを見極める冷静な視点が必要になります。
また自引きでのセットコレクションは非常に難易度が高く、カード取引市場の相場よりも高額な費用がかかってしまう可能性があります。
最新の相場で状態の良いコレクションアイテムを確実に入手したい場合は、
